日経新聞電子版(2/24)に「5G開始から3年、出遅れた日本 ミリ波利用はほぼゼロ」という記事が掲載されていた。
丁度3年前の2019/12/19に、下記の「ポスト5G開発へ基金設置」の記事を残しているが、その中に
通信がどうなったら便利になるのかの利用目的を先に考えるべきではないか「卵が先か、ニワトリが先か?」、日本は利用目的から先に考える方が得意な民族だと思うのだが?
と記述している。日経新聞電子版の記事を読むと、これが当たっているようだ。利用者は、4Gから5Gになって何が便利になるのかを実感したがっているのに通信事業者やIT関連事業者は、それが実感できる物を提供できていないのではないか? 現時点で思いつくのは「メタバース」が実用化されれば5Gの必要性が認識されるかも知れないということだ。ただ、すべてのネット利用者が5Gを必要としているかといえば、そうでは無いだろう。スマホやPCのネット利用で5Gでなければ使えないようなコンテンツは今の所見当たらないのが現状ではないかと思う。
日経クロステックの記事より