nothing else todo (徒然なるままに)

折々の出来事や旅行記などを書き込んでいきます

AIに善意は宿るか

今日の日経電子版に「AIに善意は宿るか 「ゴッドファーザー」が憂える数式」という記事が掲載されていた。昨今、AIが付く記事が溢れているが人類にとってプラスになるのかマイナスになるのかは判然としない。国際会議でAIの規制が議題に上がりだしたのは生成AIの能力が余りにも早く向上しているからだろう。

AIが人間の知性を超える瞬間は「シンギュラリティー(技術的特異点)」と呼ばれる。この特異点が、2040年頃とあと僅かに迫っていることを我々は認識しているだろうか?

GNPを予測する「恐ろしい曲線」

その数式はy=a/(2040-x)。yは国民総生産(GNP)、xは年数を表す。

様々な国のGNPの推移がこの数式によく当てはまることが分かったというのだ。農耕の普及や産業革命によって上昇を続けてきたGNPの曲線は、生成AIが登場した20年代から次第に急勾配になる。この先も数式通りにGNPが成長すれば、40年には無限大に達する。

AIが人間の知性を超える瞬間は「シンギュラリティー(技術的特異点)」と呼ばれる。AIが爆発的な発展を遂げ、GNPのほとんどを稼ぎ出すようになれば、人類の存在は無視できるほど小さくなる。

AIが経済活動を支配する世界では「どんなことでも起こりうる」(ヒントン氏)。2人はAIが独自の意思を持ち、人間の指示に従わなくなる未来を警戒する。

軍事転用に警戒感、乱れる国際協調
AIに意思や感情は宿るのか。それは人間にとって「善意」とみなせるものなのか。言葉を巧みに操る「Chat(チャット)GPT」が火を付けた生成AIブームの舞台裏で世界の科学者は今、人間観にかかわる根源的な問いに直面している。

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日経平均、史上最高値更新(備忘録)

日経平均株価が2月22日に3万9098円と史上最高値を更新した。前回の最高値時点から34年ぶりに最高値を更新したことになる。マスコミはこぞってエコノミストの発言を記事に取り上げているが、この先がどうなるかは誰にも分からない。株価が上がってGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用資産が増えることは国民全体にとってはプラスだろう。

今年から新NISAが始まって、貯蓄から投資への流れが強まることは予測されたが、今回の株高の要因が何によるものかはよく吟味する必要がある。

干支にまつわる相場の格言に「辰巳(タツミ)天井」というのがあるそうだ。相場や投資の格言は、先人の経験則から生まれたようで、たまたまかも知れないが過去に起きたことが「辰巳(タツミ)天井」になっていたケースが多いらしい。

多少NISAを活用している当方にとっても2024,25年は経済市場から目が離せない年になりそうな気がする。脳の活性化にはプラスになるだろう?

22日の東京株式市場で日経平均株価終値は1989年12月につけた史上最高値(3万8915円)を上回りました。企業が「失われた30年」を克服して稼ぐ力を高め、株主重視の資本政策を進めた結果、日本株への評価は向上し、これが株高につながりました。ただ、一本調子の上昇に過熱感を指摘する声もあります。藤田和明編集委員が現状を分析し、今後を展望します。

ネット投票、マイナカード活用案を軸に

今日の日経電子版に「ネット投票、マイナカード活用案を軸に 本人認証が壁」という記事が掲載されていた。内閣官房 デジタル行財政改革会議事務局のホームページを見ると、「在外インターネット投票」についての話のようだ。

総務省が2020年にネット投票の実証実験を開始してから4年が経過しているが一向に進展していない。導入に消極的なのは、おそらく被選挙人たる国会議員の皆さんではないかと想像するのは当たらずとも遠からずだろう。デジタル庁まで作ってデジタル行財政改革推進会議が何回も開催されているようだが、目に見えるような改革は見えてこない。マイナンバー絡みの案件にはいささか食傷気味である。

民間でのIT活用は日進月歩で進んでいるのに、未だに本人認証が何のかんのとブレーキを掛ける意見ばかりが目につく、現在使われているスマホアプリでの決済とかを使ってみたことがあるのだろうか? 決済情報の信頼性とネット投票の信頼性に差があるのだろうか? スマホの画面をタップするだけでお金が動く時代なんですよ!

政府は15日、デジタル行財政改革会議の関連会合でインターネット投票の解禁に向けた議論に着手する。欧米諸国で導入例が増えるものの、投票所での投票を原則とする日本の動きは鈍い。課題である本人認証の確保にマイナンバーカードを活用する案を軸に検討する。

同日午後に有識者から意見を聞き取る。国政選挙で取り入れるエストニアから担当者をオンラインで招く。解禁に前向きな茨城県つくば市の市長や若者の代表者らも参加...

つくばスーパーサイエンスシティ構想

「捨てた」再エネ電気、45万世帯分

今日の朝日新聞に「「捨てた」再エネ電気、45万世帯分 出力制御急増で 朝日新聞集計」という記事が掲載されていた。国の再生可能エネルギー推進が叫ばれてから20年以上経つと思うが、太陽光発電等の再生可能エネルギー電力が使われない現象が全国で起きているようだ。特に九州は「出力制御」全体の7割を占める電力が無駄になっているとのこと、国のエネルギー政策の不完全さが浮き彫りになっている。

余剰電力を蓄電するとか、水の電気分解に利用して水素に変換して蓄えるとか・・・・いろんな対応が有りそうなものなのだが?

太陽光と風力による発電を一時的に止める「出力制御」が2023年に急増し、1年間に制御された電力量が全国で計約19・2億キロワット時に達したことが朝日新聞の集計でわかった。過去最多だった21年の3倍超で、約45万世帯分の年間消費電力量に相当する。再生可能エネルギーを生かし切れていない。

 

 



恋人はロボ…芥川賞作家が描く未来

日経電子版に、「超長寿、北極圏移住、恋人はロボ…芥川賞作家が描く未来
書き下ろし小説「長い豚の話」(円城塔・作)まとめ読み」という記事が掲載されている。温暖化がもたらす気候変動を題材にしたSF小説のようだが、この記事を読むと書籍の内容がまとめてある。書籍を購入するか、図書館で予約する前に目を通しておきたい記事だと思います。

【はじめに】
本紙1面連載「テクノ新世」(第4部を近日掲載予定)は人工知能(AI)や遺伝子技術など最新のテクノロジーが導く人類の未来像を示してきた。今回は小説家の想像力を手がかりに、現代社会の行方を考える。SFの発想で未来を予測し、そこから現在を逆算する「SFプロトタイピング(未来検証)」がヒントになる。
作家・円城塔氏の書き下ろし小説「長い豚の話」は北極圏への移住者から始まる世代を超えた物語だ。気候制御やロボットの恋を描く。「テクノ新世」で取り上げた技術が現実のものとなった未来では、何が起きるのか。そのときヒトは、ヒトのままでいられるのか。