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ポスト5G開発へ基金設置(来年夏の成長戦略実行計画に関する中間報告)

 今朝(12/19)のロイター電子版に題記の記事が掲載されていた。

ポスト5G開発へ基金設置の部分を読んでみたが、

「ポスト5Gは日本が強みを持つ産業分野にかかることから、日本企業が挽回できる唯一のチャンスと位置づけ、日本の基幹産業の競争力の核となりえるポスト5G情報通信システム・半導体開発に向け、複数年のプロジェクトを安定的かつ効率的に推進するための基金を設置」と書いてある。まさに、お得意の玉虫色の表現だ。

来年(2020年)から、5Gが本格スタートすることになっているが、まだ何に利用されるのかハッキリ見えてこない。5Gの仕様(通信速度・低遅延・多数端末接続)は確かに素晴らしいと感じるが、「それがどーなの」と感じているネットユーザーが多いのではないかと思う。(私自身もその一人だ)

6G(ポスト5G)の開発に反対はしないが、これまでの通信システムの進展の歴史を見ても、日本はグローバルな規格の発信にはことごとく失敗している。いわゆる「ガラパゴスの世界」から抜け出していない。SFの発想が必要なのだが、それが欠けているような気がする。通信がどうなったら便利になるのかの利用目的を先に考えるべきではないか「卵が先か、ニワトリが先か?」、日本は利用目的から先に考える方が得意な民族だと思うのだが?