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インターネット回線について(考察)

先日、Yahoo! BB ADSL サービス終了通知なるものが届いて、次に何を選択するか思案している中で、現状のインターネット回線の提供には無駄が多すぎるのではないかという考えが浮かんできた。

現状では光回線・ワイヤレス回線(携帯電話回線を含む)を各キャリアが入り乱れて提供している。光に関してはNTT東西の光ケーブルを各社が借りて提供しているのが大半だが、ワイヤレス回線に至っては4大キャリアがそれぞれに基地局を設置してバラバラに運用している。唯一MVNO各社が3大キャリアの回線を共用間借りしてサービスを提供している。

2000年から始まった電力小売自由化によって発電部門・送電部門が分離され電力小売事業者は共通のインフラを利用してサービスを提供できるようになっている。これと同じような仕組みがインターネット回線でもできないものだろうか? ワイヤレス回線では基地局(アンテナ)の数が多いほど利用ユーザー負荷が分散されて速度低下が起こりにくくなる。そのためには基地局等のインフラを共用にする方式で設備投資の一元化を図り、できるだけ多くの共用基地局を設置することが必要である。

今後普及が始まる5Gについては基地局(アンテナ)の数が4Gどころではなくなるので基地局共用の動きも出ているようだが、総務省が将来的な統合構想(インターネット用電波送受信網の共用化)を早く打ち出さないと、これまで同様なムダな基地局設備投資の負担が利用料金の高止まりとして消費者に降り掛かってくるだろう。

どうも日本という国は自治体のシステム一つとっても共通化・共用化という発想がなされない不思議な特性がある。一体誰の勢なのかなー?

令和2年度 携帯電話及び全国BWAに係る 電波の利用 ... - 総務省