3G携帯電話(ガラケー)のサービス終了時期が近づいて、各社が利用者(多いのはシニア層)へ「はじめてスマホ???」等のキャンペーンを打ち出してスマホへの移行勧誘を行っているようだ。知り合いのところへも勧誘電話が何回も掛かってきているらしい。
2020年6月時点での3G携帯電話の契約数が約3,100万件ある。これをスマホに移行する時に他社分を取り込めれば即売上UPにつながるのだが、殆どは今契約している通信事業者のスマホへの移行になると思われる。今年から携帯電話番号ポータビリティ(MNP)転出手数料の無料化が始まっているのだが、手続きの面倒くささを考えると利用する人は少ないだろう。ましてオンラインでの手続きしかできないMVNO(格安SIM)への転出は微々たるもので恐るるに足らずと3大キャリアは考えているようだ。
やはりデジタル・デバイドの壁は厚い。MVNOにとっては、またとない大きなチャンスなのに指をくわえて見ていることしかできないのか? ただ、先日の携帯電話料金値下げでMVNOの魅力が褪せてしまったのは確かな気がする。
これからは、スマホを利用したサービスが主戦場になって行くだろう。それでもキャリアに入る月額基本料金はオイシイよね!
ADSL回線・3G携帯電話のサービス終了、ともに時代の区切りを強く感じるできごとです。さて、新しい時代の通信インフラはどうなって行くのだろう?
キャリア別終了予定時期 | |
au | 2022年3月 |
ソフトバンク | 2024年1月 |
NTTドコモ | 2026年3月 |
総務省資料より ↑