今日の朝日新聞に「ドコモ、3GBで880円の新プラン発表 小容量・低価格を強化」の記事が出ていたので、当方が最近感じているスマホの利用について書いてみようと思う。
しばらく前から。スマホ通信事業者各社が小容量・低価格のシニア世代(60歳以上)向けの料金プランを提供している。特にMVNO(格安SIM通信事業者)が先行していたが、ドコモが7月1日に吸収合併する子会社「エヌ・ティ・ティレゾナント(現OCNモバイルONE)」の格安スマホプランを継承してMVNOの領域に進出するつもりのようだ。
下記のグラフでも分かるように、人口比ではシニア世代はまだまだ大きなウェートを占めている。そのシニア世代のスマホ利用形態を調査しながら携帯通信事業者は「60歳以上限定」料金プランをあれこれ考えて出しているのだろう。当方(シニア世代)のようなスマホ利用形態から考えると
1.現役時代(会社員)に比べると、家で過ごす時間が圧倒的に長い。(通話はもっぱらLINEを利用している)
2.家でのスマホ利用はWi-fi接続である。(インターネット回線は別途固定回線あり)
3.最近は、外部(図書館・駅・コンビニ等)でも無料Wi-fiが利用できる場所が増えている。
4.したがって、携帯通信事業者のデータ通信容量は小容量で十分間に合う。(容量を使い切っても低速度での通信は可能であることから不自由はしない。キャッシュレス決済での利用にも支障はない)
5.節約志向が働き、月額基本料金はできるだけ安価な方が良い。(固定料金が重要)
6.楽天モバイルは、いくら使っても2,980円(税抜)で大容量を必要とする現役層には受けるかも知れないが、シニア世代には不向きだと思われている。(小容量の固定料金プランがない)
こんなところが、大半のシニア世代がスマホ利用に関して感じていることだと思う。
最近、楽天グループの業績が芳しくないという情報がマスコミに流れているが、その主たる要因は楽天モバイルの赤字が解消できていない、契約者数の伸びが思ったほどでないということのようだ。当方の見方からすると、他社と同じように、もっとシニア世代の契約者を取り込む方策を入れたほうが良いと思うのだが? 下記総務省の資料を見ても分かるように、3メガキャリアの契約者を採掘?すれば楽天モバイルの伸びしろはすごく大きいと思うのだが?
当方、1年後にインターネット固定回線を「Rakuten最強プラン」で構成する予定なので、楽天モバイルにはサービスを継続できるよう頑張ってもらわないと困るのだが?
下記の「NTTドコモ モバイル社会研究所」、「携帯電話の 所有・利用状況(モバイル社会研究所)」にもシニア世代の利用形態が詳しく載っています。
(総務省統計局の資料より ↑)