今、野口悠紀雄さんの「平成はなぜ失敗したのか(失われた30年の分析)」を読んでいる。2019年2月5日第1刷発行の比較的新しい本で、平成の時代(1989~2018)の日本と世界で起こった主として経済に関する出来事と、それに対して日本がどのような対応をとったかが書かれている。
平成の時代、日本はバブルの崩壊・世界経済の大きな変化に気づかなかったこと、世界で大きな変化が起きたにもかかわらず、それに対応しようとしなかったことが、失われた30年を発生させてしまった主たる原因のようである。最終章の「日本が将来に向かってなすべきこと」は今後の日本の在り方として大きな参考になるように思える。
新型コロナ禍で読書時間が取れる方は、一読の価値ありと思います。
この本の内容の要約に近いものが下記日本記者クラブの動画サイトに載っていました。約1時間30分でほぼ本を読んだことになるかも?