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新型コロナウイルスについて (備忘録)

2019年12月、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染拡大が広がっている。発生から2ヶ月も立たないうちに、すでにSARSの感染者数を上回っている。2002年11月前後から流行したSARSは2003年7月にはWHOによって封じ込めの成功が宣言されたが、今回の新型コロナウイルスの封じ込めが短時間で成功するだろうか?

今年の7月からは、東京オリンピックパラリンピックを控えており、今後の感染拡大如何によっては大きな影響を受けるかもしれない。前回SARS封じ込めに半年掛かっており今回の感染拡大の速度からは半年ではすまないような気がする。

中国は今回、SARSの感染拡大時の学習によって国をあげて感染拡大阻止への対応を取ったが、春節の大移動のタイミング後になってしまったのは残念である。日本政府も非常事態だという意識を持って感染拡大阻止への対応を取ってほしいものだ。

2020.2.3 追記

中国国家衛生健康委員会によると、中国国内で新型コロナウイルス感染による死亡者は2日時点で361人となり、感染者は1万7205人に達した。前回SARSの死亡者数を超えたことになる。日本国内でも中国武漢からの邦人帰国者(3便)の1%の感染者数が確認されている。決してあなどれない感染率だと思う。今は中国国内での感染が大きく取り上げられているが、今後、日本での感染拡大を懸念している大学の教授(SARSの感染対策の最前線にいた方)もおり、先手々々の対応が必要だと思う。

2020.2.6 追記

日本では新型コロナウイルスの感染拡大のニュース一色の感があるが、米国ではインフルエンザが猛威を振るっているようだ。米疾病対策センター(CDC)によると2019~20年のインフルエンザシーズンは患者数が1900万人、死者数は1万人を超えた。世界で新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるなか、米国ではインフルエンザが大きな脅威となっている。ウイルス感染恐るべし?

2020.2.27 追記

中国の武漢で発生した新型コロナウイルスの感染拡大が、ヨーロッパ・中東・アフリカ・南米へと、5大陸にまで広がってきた。世界的なパンデミックの可能性が現実のものとなって来るかもしれない。

感染力が強く、潜伏期間が長いという特徴は、感染拡大を増加させるこのウイルスの種としての強さを物語っている。ウイルスにとって種を存続させるためには、できるだけ多くの保菌者を作らなくてはならない。そのために進化し続けているのだろう。

話は変わるが、今回の新型コロナウイルスの感染拡大の大きさ(地理的・経済的・人命的)を見て、国境紛争・戦争・核兵器開発等に膨大な資金と人材を投入していることに馬鹿らしさを感じる国家元首はどのくらいいるだろうか? そんなお金と人材があれば、人類の役に立つことに、なぜ使わないのだろうか? 世界には人類を滅亡させる恐れのあるウイルスが次々と発見されているが、まだその治療薬はできていない。今回の新型コロナウイルスの感染拡大が今後の警鐘となればよいのだが? 人類は賢いのか、はたまた愚かなのかが試されている。

2020.03.04 追記

新型コロナウイルスの感染拡大が始まって2ヶ月が経過し、国内でも1,000人を超える感染者数になってきた。2月半ば頃からマスクが店頭から消える現象が起こっていたが、最近ではトイレットペーパーやティッシュペーパーまでもが店頭から消えている。デマが拡散して多くの人が買い溜めに走ったとの報道がされているが、群集心理は時として過剰な反応を多くの人に引き起こしてしまう。感染拡大が収まってきたら反動として、買い溜め消費で買い控えが発生するだろう。

こういう現象が起こるのは、致し方ないのだろう。感染拡大がいつまで続くのか先が見えないことには不安が増幅される。最悪、日本でも配給制を取ることになるかも?

NIID 国立感染症研究所 2019-nCoV