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終戦記念日(8月15日)

この8月15日に77年目の終戦記念日を迎える。

朝日新聞からの一部転載

1945年8月15日正午、昭和天皇はラジオを通じ、日本の降伏を国民に伝えた。満州事変から日中戦争、太平洋戦争へと拡大した戦争は15年におよんだ。政府によると、日本の戦没者は軍人・軍属230万人、民間人80万人。アジア・欧米諸国にも多くの犠牲をもたらした。政府は63年から毎年8月15日に全国戦没者追悼式を催し、82年にこの日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と定めた。

今日(8/13)の朝日新聞のオピニオン欄に下記の記事が掲載されていた。終戦記念日の直前であり、ウクライナ戦争の今後がどうなるのかを踏まえての記事だと思う。

「戦争はいかに終結したか」と題する著書の千々和泰明[チジワヤスアキ]氏へのインタビュー記事であるが、戦争の抑止を考えることは今までも、これからも重要であるが、始まってしまった戦争をいかに終わらせるか(出口戦略)もまた非常に重要な課題だと言われている。日本が、太平洋戦争の戦争終結に失敗した国だからという事実がこの研究の動機の一つになっているようだ。

氏の考え方を参考にすると、ウクライナ戦争の終結にはウクライナかロシアのどちらかが戦局で優勢にならなければ、和平(終戦または停戦)の話し合いは始まらないことになる。まだまだ終わりの見えない戦いは続きそうだ・・・・・

朝日新聞からの一部転載

 戦争はなぜ起きるのか、そして、どうすれば戦争を防げるのか。そんな議論を私たちは積み重ねてきました。「それだけでよいのだろうか」と政治学者の千々和(ちぢわ)泰明さんは問いかけます。

 「戦争をどう回避するかを考えることの大事さは変わりません。しかし、不幸にして一度戦争が始まってしまった場合には、どうすれば理性的にその戦争を終えられるかも重要な課題になります」

 「まず戦争は力と力のぶつかり合いであるため、戦争終結は戦局で優勢にある側が主導します。そして優勢側から見て終結の形態は大きく二つに分かれます。相手と二度と戦わずに済むよう徹底的にたたく『紛争原因の根本的解決』と、自国兵の人命などの犠牲を出したくないためそこまでいかずに妥協する『妥協的和平』です」

この部分↓も、含蓄が有りますねー !!

 「万一の事態を想定した議論をタブー視すべきではありません。むしろ、最悪の事態を『想定外』として具体的な検討を怠ってきた結果が、3・11での原発事故だったのではないでしょうか」