nothing else todo (徒然なるままに)

折々の出来事や旅行記などを書き込んでいきます

ネット投票、マイナカード活用案を軸に

今日の日経電子版に「ネット投票、マイナカード活用案を軸に 本人認証が壁」という記事が掲載されていた。内閣官房 デジタル行財政改革会議事務局のホームページを見ると、「在外インターネット投票」についての話のようだ。

総務省が2020年にネット投票の実証実験を開始してから4年が経過しているが一向に進展していない。導入に消極的なのは、おそらく被選挙人たる国会議員の皆さんではないかと想像するのは当たらずとも遠からずだろう。デジタル庁まで作ってデジタル行財政改革推進会議が何回も開催されているようだが、目に見えるような改革は見えてこない。マイナンバー絡みの案件にはいささか食傷気味である。

民間でのIT活用は日進月歩で進んでいるのに、未だに本人認証が何のかんのとブレーキを掛ける意見ばかりが目につく、現在使われているスマホアプリでの決済とかを使ってみたことがあるのだろうか? 決済情報の信頼性とネット投票の信頼性に差があるのだろうか? スマホの画面をタップするだけでお金が動く時代なんですよ!

政府は15日、デジタル行財政改革会議の関連会合でインターネット投票の解禁に向けた議論に着手する。欧米諸国で導入例が増えるものの、投票所での投票を原則とする日本の動きは鈍い。課題である本人認証の確保にマイナンバーカードを活用する案を軸に検討する。

同日午後に有識者から意見を聞き取る。国政選挙で取り入れるエストニアから担当者をオンラインで招く。解禁に前向きな茨城県つくば市の市長や若者の代表者らも参加...

つくばスーパーサイエンスシティ構想

「捨てた」再エネ電気、45万世帯分

今日の朝日新聞に「「捨てた」再エネ電気、45万世帯分 出力制御急増で 朝日新聞集計」という記事が掲載されていた。国の再生可能エネルギー推進が叫ばれてから20年以上経つと思うが、太陽光発電等の再生可能エネルギー電力が使われない現象が全国で起きているようだ。特に九州は「出力制御」全体の7割を占める電力が無駄になっているとのこと、国のエネルギー政策の不完全さが浮き彫りになっている。

余剰電力を蓄電するとか、水の電気分解に利用して水素に変換して蓄えるとか・・・・いろんな対応が有りそうなものなのだが?

太陽光と風力による発電を一時的に止める「出力制御」が2023年に急増し、1年間に制御された電力量が全国で計約19・2億キロワット時に達したことが朝日新聞の集計でわかった。過去最多だった21年の3倍超で、約45万世帯分の年間消費電力量に相当する。再生可能エネルギーを生かし切れていない。

 

 



恋人はロボ…芥川賞作家が描く未来

日経電子版に、「超長寿、北極圏移住、恋人はロボ…芥川賞作家が描く未来
書き下ろし小説「長い豚の話」(円城塔・作)まとめ読み」という記事が掲載されている。温暖化がもたらす気候変動を題材にしたSF小説のようだが、この記事を読むと書籍の内容がまとめてある。書籍を購入するか、図書館で予約する前に目を通しておきたい記事だと思います。

【はじめに】
本紙1面連載「テクノ新世」(第4部を近日掲載予定)は人工知能(AI)や遺伝子技術など最新のテクノロジーが導く人類の未来像を示してきた。今回は小説家の想像力を手がかりに、現代社会の行方を考える。SFの発想で未来を予測し、そこから現在を逆算する「SFプロトタイピング(未来検証)」がヒントになる。
作家・円城塔氏の書き下ろし小説「長い豚の話」は北極圏への移住者から始まる世代を超えた物語だ。気候制御やロボットの恋を描く。「テクノ新世」で取り上げた技術が現実のものとなった未来では、何が起きるのか。そのときヒトは、ヒトのままでいられるのか。


 

人生の最後に残るのは…

今日(1/16)の日経電子版に、「個人投資家の道 2人の先達が教えてくれたこと」という面白い記事が掲載されていたので書き留めておく。

時々こういう面白い記事が掲載されると、現在の自分と照らし合わせて、過去と未来を見つめ直す示唆を与えてくれる。先達の皆様、有難うございます。

1月1日、くしくも同じ日に個人の資産づくりに尽きせぬ示唆を与えた2人のオピニオンリーダーが亡くなった。経済評論家の山崎元さんと経済コラムニストの大江英樹さん。享年65歳と71歳。

人生の本番は定年後に訪れる
金融機関を中心に計12回転職した山崎さんに対し、大江さんは新卒後同じ会社で38年間勤め上げた「ザ・サラリーマン」。出世競争では「勝負あった」後に始まる定年以降の人生で、ここまで輝くことができるということを体現した「定年後の星」だ。

投資に加え、シニア起業や年金、行動経済学から能まで、幅広い知識を持つコラムニストとして執筆や講演、人生100年モデルとして引っ張りだこに。サラリーマンは定年で自由を手にするのに、経済的な「老後不安」というナラティブ(物語)がすり込まれている日本では喜びより不安が大きい。その実情を変えることをミッションに起業し「オフィス・リベルタス(ラテン語で自由の意味)」と名付けた。

人生の最後に残るのは…
その大江さんが昨年出した本が「90歳までに使い切る お金の賢い減らし方」(光文社新書)だ。これまでお金を増やす方法を伝えてきたが、今後は人生の終章に向け、ためたお金を使い切る重要性を伝えたいと執筆した。

なぜなら、人生の目的は金持ちになることではなく、幸せになること。一番価値があるのは思い出なのだから、お金は思い出づくりに惜しみなく使うべきだと説いた。言葉通り定年後は度々欧州を旅行し、かけがえのない「財産」を積み上げた。

こんな文章を読むと、「片雲(へんうん)の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず、海浜(かいひん)にさすらへ、」が思い起こされる。また旅をしたくなりました。・・・

Rakuten Linkについて(備忘録)

楽天モバイルを契約してから、スマホ楽天Linkをインストールして初期設定を行った後、楽天モバイルのSIMはホームルーターにセットしてインターネット固定回線として利用している。こんな利用をされているユーザーも多いと思うが多少ITスキルが求められる。

現在、楽天モバイルは「楽天最強プラン」という名称で全国データ高速無制限、アプリ利用で国内通話無料、データ無制限でも2,980円/月(税抜)というサービスを提供している。確かに「最強」かもしれない。契約数が2023年8月28日500万回線から2023年12月26日600万回線に増えるのに半年も掛かっていない。この大きな要因の中にはアプリ利用で国内通話無料というサービスが受けているのかも知れない。実際、無料通話アプリ(楽天Link)を使ってみると、その便利さがわかる。LINEの無料通話はLINE同士しかできないが、楽天Linkは国内の固定電話・携帯電話に直接通話料無料で掛けられる。

楽天Linkは最新の「リッチ・コミュニケーション・サービス」(Rich Communication Service)というメッセージサービスを利用している。同じ仕組みを使ってドコモとauソフトバンクの国内大手3大キャリアも「+メッセージ(プラスメッセージ)」というSMS無料サービスを展開しているが、流石に楽天Linkのような国内無料通話機能は持たせていない。通話料収入がゼロになってしまうからだ、新キャリアの楽天だから可能なサービスだろう。3大キャリアへのキラーアプリになっているのが現状だろう。

スマホ楽天Linkをインストールして初期設定を行った後でSIMを他社のSIMに交換すると楽天Linkはログアウトされて利用できなくなるようだ。初期のバージョンでは利用環境設定のチェックが厳しくなかったようだが、次第にチェックが厳しくなり正規の利用方法でないと使えなくしているとのこと。しかし、ネット上には裏技を使って便利な使い方を公開している。但し、すべて自己責任の世界だと言うことを理解した上で、チャレンジされることをお薦めする。

GoogleAndroidRCS機能を組み込むようだから、その内RCSをマスターした方が楽天Linkに似た無料通話アプリを開発して公開される日も近いのではないかと期待している。

2024/2/24 追記

楽天Linkを他社SIMセットのスマホで使用して気付いたこと

① 残念ながら発信は非通知となります。商用に使われている固定電話だと大体取ってくれますが、携帯電話に掛けた場合は非通知だと取らないケースが多いです。

② 楽天モバイルの電話番号へのSMSは、楽天Linkを起動すれば届いてます。

③ 留守番電話(無料オプション)を設定しておくと、15秒間の伝言が録音されます。