nothing else todo (徒然なるままに)

折々の出来事や旅行記などを書き込んでいきます

電気小売事業者は生き残れるのか?

2019年に地域電力会社から電気小売事業者に乗り換えて約3年経過したのだが、先日、4月末で事業停止するとの案内メールが送られてきた。

「エルピオでんき」からのメール抜粋

2020年12月以降、天然ガスなど発電燃料不足による電力卸売市場の慢性的に高値が続き更にロシア軍のウクライナ侵攻が勃発し、ヨーロッパの天然ガス市場の大暴騰を受けて日本の電力先物、電力卸売市場、天然ガスを発電燃料とする発電所からの買取価格が、昨年より一段と高値をつけてしまいました。その後も電力卸売市場が昨年比の2倍-5倍の値段をつけていることから『格安でんき』の料金を維持していくことが困難となりました。このままでは1.5倍から2倍近い大幅値上げをしなければならない状況となり、他の電力会社様の方が圧倒的に安くなることから令和4年4月30日をもって、『エルピオでんき』の全エリア、全メニュー供給を停止致します。

「エルピオでんき」に限らず、すでに事業撤退した電気小売事業者も多いが、ロシア軍のウクライナ侵攻勃発後のエネルギー資源価格高騰により、今後も事業撤退事業者が続くのは確実だろう。

しかし、当方も含めて電気の小売業への参入が全面自由化されて、電力小売事業者に乗り換えたユーザーにとっては大迷惑である。次に選択した電気小売事業者が事業停止に追い込まれることも覚悟して、地域電力会社より少しでも安価な電気小売事業者を選択する必要がある。「世界を巻き込むような戦争なんかやるなよ!」 と言いたくもなる。

日本も今後は資源安全保障政策を真剣に考える必要があると思う!