nothing else todo (徒然なるままに)

折々の出来事や旅行記などを書き込んでいきます

「マイナポイント」について

今朝(11/7)の朝日新聞に「マイナポイント」の記事が小さく出ていた。昨日のBSニュースでも西村経済再生相の発言が放映されていたので、 見られた方も多いと思う。

過去記事にも書いているが、現在進行中のキャッシュレス決済ポイント還元事業が来年6月末で終了するため、その後7月からマイナポイントをキャッシュレス決済で付与する計画であると発表していたが、それが10月からに延期になるようだ。なんと、還元率25%に驚く!(しかし、1人当り5,000円分が限度額なのがミソ!

マイナポイントは、元々マイナンバーカードに関係しているため総務省が考え出したものであるが、キャッシュレス決済とリンクさせるため経産省が全面に出てきている。消費税増税での消費の落ち込みを緩和させるために、これほどの還元(ある意味減税)を行うことに矛盾を感じるのは当方だけだろうか?

 キャッシュレス決済ポイント還元、はたまたマイナポイント還元、これらの還元の恩恵を受けることができるのはデジタル・デバイドに該当しない人達だけだろう。増々格差が大きくなることが心配される。

とはいえ、まだマイナンバー・カードを申請されてない方は、この際申請されてマイナポイントへの準備をされた方がベターですよ!

マイナポイント 総務省

「マイナポイント」を活用した消費活性化策f

「老後のお金の不安 ショーペンハウアーならこう考える」を読んで

 今日(11/4)の日経電子版に、下記の記事が載っていた。「お悩み」に大哲学者(今回の場合ショーペンハウアー)が答えるという設定で、大学の先生が解決方法や考え方を教えてくれるというものだ。どのような考え方が書かれているのか、見出しに興味を持ったので読んでみた。

主要な考え方として、「積極的な諦め」が説かれている。

ある意味、哲学と仏教の教えには相通ずるものが有るように感じる。仏教での「諦念」(たいねんと読む)の意味は「真理を悟り、迷いを去った境地に達すること」を指すと説かれてる。

記事を読まれてショーペンハウアーに興味を持たれたら、秋の夜長に書籍など求められてはいかが?

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2026年3月31日(火曜)「FOMA」および「iモード」のサービス終了

先日(10/29)NTTドコモが、2026年3月31日(火曜)に「FOMA」および「iモード」のサービスを終了するというアナウンスを行った。

サービス終了の6年も前に周知のために発表するのに驚いた。総務省で事業者に対してどのような周知義務を課しているのか調べてみた。少なくともサービス休廃止2年前までに総務省に届け出し、利用者に周知すれば良いようになっている。

利用者保護のための事前周知というのは分かるが、今のタイミングでの発表は唐突と思われる。消費税増税に絡むキャッシュレス決済でのスマホへの移行を、暗に促す方便に使われたと思うのは当方だけだろうか?(ひねくれ者?)

 シニアの方で対象になる携帯電話(ガラケー)を使われている方、焦る必要はないですよ!
まだまだ、6年もあります。ゆっくり、よく研究して格安SIM等を利用した安価なコストでのスマホ移行を考えましょう。

電気通信事業法施行規則の一部を改正する省令案 (電気通信業務の休 ...

電気通信事業法について - 総務省

参考 格安SIMの比較 Ⅱ - nothing else todo (徒然なるままに)

 

イオンモバイル

 

「再びマルクスに学ぶ」を読んで

今日(10/30)の朝日新聞(オピニオン&フォーラム)欄に下記のインタビュー記事が掲載されていた。見出しには「気候変動や格差 資本主義の代償だ 若者たちは訴える」と少し刺激的な文言がならんでおり、興味深く読んでみた。

16歳の環境活動家、グレタ・トゥンベリさんの国連でのスピーチ「生態系が崩壊しようとしている」「行動を怠る大人は悪だ」「大人は無限の経済成長というおとぎ話を繰り返すな」「今のシステムでは解決できないならシステム自体を変えるべきだ」を取り上げて現在社会の矛盾を述べ、対応策としてマルクスを参照すべきだと説いている。

自分も含めて今の経済成長一辺倒の社会を築いた大人の一員として、グレタさんの主張には反論できない、むしろ責任を感じる。

ESG「環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)」とSDGs「持続可能な(Sustainable)、開発目標( Development Goals)」と云う言葉が盛んに使われているが、進むべき道が間違っているのではないか?

「今のシステムでは解決できないならシステム自体を変えるべきだ」という方向が正しい道なのではないかと感じる。もう一度、マルクスの「資本論」を読んでみたくなった。

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新しいインターネット接続サービス

大々的には宣伝していないが、全国のケーブルテレビ事業者の殆どが新しいインターネット接続サービスを始めている。その内容は地域BWAを利用した、ワイヤレス・インターネット接続サービスだ。月額利用料金は大手通信事業者よりも安価で、通信端末・プロバイダー料金込で、2,500~3,000円/月程度 下り最高120Mbps、上り最高15Mbps程度のネット利用には十分な速度で提供されている。

以前の記事にも書いているが、総務省が考えた地域BWA(地域Broadband Wireless Access:地域広帯域移動無線アクセスシステム)の利用は全国のケーブルテレビ事業者の光ケーブルを利用したものが一番多い。

ケーブルテレビ事業者は以前からテレビだけでなく、自前のケーブル(有線)を利用したインターネット・プロバイダー事業も行っていたため、新たなワイヤレス・インターネット接続サービスが普及すると自身のインターネット・プロバイダー事業が縮小してしまうというジレンマを抱えている。(大々的にPRできない)

しかし、我々インターネット利用者はこれを使わぬ手はない。全国的に大いに周知して広めるべきだと思う。

これからは大手全国BWA事業者(ワイヤレス接続)との価格競争が始まると思うが、一般的に価格競争は安価になる方向に進むのが自然なので利用者にとってプラスになることは間違いない。くれぐれも、「1,???円(12ケ月)」等の宣伝に乗らないことだ、少なくとも最低5年間利用した場合でのトータル・コストで判断しよう。

2019.10.01 地域BWA事業者47社間でローミングサービスを開始 (事業者一覧)

2020.1.12 追記

現在ADSL回線を利用されている方は、ADSLサービス終了後の選択肢の一つになりますよ! (2017年度末で、まだ215万回線の利用者がいます)

ADSLサービスの提供終了について | プレスリリース ... - ソフトバンク

NTT東日本・西日本の「フレッツ・ADSL」は、2023年1月31日(火)をもってサービス提供を終了します。(光サービス提供エリアに限ります)
詳しくは、NTT東日本・西日本のホームページをご覧ください。 

NTT東日本公式ホームページ
NTT西日本公式ホームページ

2021.6.6 追記

ワイヤレス・インターネット接続サービスは自宅の場所の電波受信レベルが低いと利用できないので、必ず無料のお試し使用で確認することをお薦めします。

ブロードバンドサービス等の契約数の推移(総務省-参考資料)