大々的には宣伝していないが、全国のケーブルテレビ事業者の殆どが新しいインターネット接続サービスを始めている。その内容は地域BWAを利用した、ワイヤレス・インターネット接続サービスだ。月額利用料金は大手通信事業者よりも安価で、通信端末・プロバイダー料金込で、2,500~3,000円/月程度 下り最高120Mbps、上り最高15Mbps程度のネット利用には十分な速度で提供されている。
以前の記事にも書いているが、総務省が考えた地域BWA(地域Broadband Wireless Access:地域広帯域移動無線アクセスシステム)の利用は全国のケーブルテレビ事業者の光ケーブルを利用したものが一番多い。
ケーブルテレビ事業者は以前からテレビだけでなく、自前のケーブル(有線)を利用したインターネット・プロバイダー事業も行っていたため、新たなワイヤレス・インターネット接続サービスが普及すると自身のインターネット・プロバイダー事業が縮小してしまうというジレンマを抱えている。(大々的にPRできない)
しかし、我々インターネット利用者はこれを使わぬ手はない。全国的に大いに周知して広めるべきだと思う。
これからは大手全国BWA事業者(ワイヤレス接続)との価格競争が始まると思うが、一般的に価格競争は安価になる方向に進むのが自然なので利用者にとってプラスになることは間違いない。くれぐれも、「1,???円(12ケ月)」等の宣伝に乗らないことだ、少なくとも最低5年間利用した場合でのトータル・コストで判断しよう。
2019.10.01 地域BWA事業者47社間でローミングサービスを開始 (事業者一覧)
2020.1.12 追記
現在ADSL回線を利用されている方は、ADSLサービス終了後の選択肢の一つになりますよ! (2017年度末で、まだ215万回線の利用者がいます)