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スマホ無料送金「ことら」

日経電子版に「スマホ無料送金「ことら」に170信金、メガ・地銀と接続」という記事が載っていた。殆どの金融機関が参加することになるようなので気になって少し調べてみた。

日頃から買物ではキャッシュレス決済を利用しているが、個人間送金でキャッシュレスとなると銀行口座振込ぐらいしか利用したことがない。今は10万円までの少額送金ではあるがスマホアプリを利用して簡単に送れる仕組みが提供されているようだ。送金先の携帯電話番号・メールアドレス・金融機関口座のいずれかを指定して送金することができ、今の所は手数料が無料なので銀行口座振込よりも手軽な感じはする。

「ことら」は株式会社ことら(英文 Cotra Ltd.)が運営しており、3メガ銀行が株主となっているので信頼できる送金サービスだとは思えるが、設立が2021年7月1日で「ことら送金サービス」は2022年10月11日に開始されたばかりのまだ新しいサービスだと言える。現状でサービス利用者数がどれくらいなのかは定かではないが利用者数が伸びなければ将来的にはサービスが継続されるか否かは分からない。

現在、スマホを使ったサービスは山程あると思えるが、最初の設定をクリアできるスキル(情報リテラシー)を持った人がどれくらいいるか(特に人口の多いシニア世代)が利用するかどうかが普及の分かれ道になりそうな気がする。LINEはシニア世代での利用者も多いが、最初の設定は誰かに頼んで利用している方が殆どではなかろうか?

今、当方が思いつく「ことら送金」の利用シーンは、

① 子・孫へのお小遣いの送金に利用する。(電子マネーが利用される可能性が大?)

② 友人間の貸借(割り勘等)で利用する。(若い人以外は利用しない?)

③ 少額の寄付行為に利用できるかも知れない。(寄付先には十分な確認が必要?)

ぐらいしか思い浮かばない。いずれにしても10万円以内の少額送金の利用は限られた利用シーンしか無いだろう。金融機関が将来的に何を狙っているのかははっきりしないが乗り遅れまいと全員参加の方向に走っているのは確かなようだ。

新しいサービスが出ては消えるのが今の時代の特徴かもしれない。サービスの開発コストは掛かるが、ハードと違って物が無い分、廃棄処分も簡単なのがせめてもの慰めか?今までにどれだけのサービス・ソフトが廃棄処分されたことやら! 企業には、SDGsを踏まえた永続性のある強固なサービスを期待したい。

 

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