nothing else todo (徒然なるままに)

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家電製品の保証期間について

年が明けて3日目、明日4日から仕事始めの所が多いのではないかと思う。

昨年に続き、今年も前半は新型コロナ(オミクロン株)感染拡大防止モードが続きそうであるが、経口対応薬が効果を発揮してインフルエンザ並みの対応で済むようになることを期待したい。

前置きが長くなったが、年明け早々に愛用の電気シェーバーが故障してしまった。現象は起動ボタンを押しても動作しないか、起動しても一度停止させると再起動できない(充電切れの表示になる)というものだ。同じメーカーのシェーバーを長年買い替えして使い続けているが今回のような現象が起きたことは初めてだと思う。朝、髭を剃っている途中で止まってしまうのではないか?という不安な状況が発生するのは、精神衛生上非常によろしくない状態だと思う!

寿命かなとも思ったが1年ちょっとしか経っていないので保証書を確認してみると、メーカー保証期間が2年となっている。通常家電製品のメーカー保証期間は1年の所が多いが、製品の品質に自信のあるメーカーは1年以上のメーカー保証期間を付けている所もあるようだ。

気になって、保証期間について少し調べてみた。(毎回コピペを多用して恐縮です)

メーカー保証
故障した時の頼みの綱といえば「メーカー保証」という考えの方が多いですが、メーカー保証とは、そもそもどのようなものかご存知でしょうか。

「保証期間内は無料で修理してくれる」という認識が強いと思いますが、実は法律などで義務付けられているものではありません。法律で定められていないにも関わらず、なぜわざわざ保証を付けるのでしょうか。

メーカー保証は製品の品質を保証するもの
メーカー保証とは、メーカーが品質を保証するために独自に保証する規定のことです。多くの場合、保証期間が設けられています。

新商品は様々な実験などにより故障しないようにできてはいますが、稀に例外的に故障してしまうケースも見受けられます。そうした故障リスクがすべて出尽くすだろうという期間が保証期間に設定されている場合が多いのです。この期間内にすべての不具合などを収集し、改良をすることで品質の向上を行っているのです。

両者にメリットがあるメーカー保証
さらに、不具合が生じてしまうと顧客からの信頼を失ってしまいかねません。そうした信頼を取り戻す、もしくは最小限に止めるためにも、無料で修理を行うといったアフターサービスを設けているのです。

このように、よくよく考えてみると、メーカーは保証を付けることで想定していなかった不具合の事案を収集でき、それらの不具合が生じないより良い商品づくりを行うことができるようになります。顧客側も無料で修理をしてもらうことができ、より良い商品づくりを手助けしていることになります。つまり、メーカーや顧客にとってこのメーカー保証は、Win-Winの関係といえるのではないでしょうか。

このような理由から、法律で定められていないにも関わらず、メーカーは保証を付けるようにしているのです

製造物責任法
メーカー保証は独自で作成されているものでしたが、製造物責任法(PL法)は法律で義務付けられているものになります。しかし、メーカー保証とは違い、なかなか耳にしない法律です。そのため、どのような法律なのか把握できていない人の方が多いことでしょう。

下記ではどのような時に製造物責任法が適用されるのか、メーカー保証との違いをご紹介します。

製品の欠陥により損害が出たときメーカーが責任を負う法律
製造物責任法とは、消費者の観点に寄り添った法律になります。この製造物責任法が制定されるまでは、消費者側が過失の立証をしなければならなかったりしたため、どうしてもメーカーに責任の追及をするのが困難なケースが多かったのです。これを打破するために、この製造物責任法は作られたのです。

具体的な製造物責任法の概要を説明すると、メーカーが生産した製品を利用した際に、その製品に欠陥があり、その影響で消費者が身体的、財産的に損害を被ってしまった時にメーカー側が生じた損害を賠償する責任を定めている法律です。製品が壊れたことにより、ケガをしてしまったりした際に適用されるということです。

つまり、精神的な損害や製造物だけが壊れたという場合は、製造物責任法は適用されないということになります。

製造物責任法の対象になるもの
製造物責任法は万能な法律のように捉える方がいるかもしれませんが、そうではありません。製造物責任法はすべての製品が該当するわけではないからです。そのため、どのようなものが製造物責任法で定められた製品に該当するのかしっかり把握しておかなければならないのです。

定義としては、「製造または加工された動産」としています。そのため、不動産やソフトウェア、未加工農林畜水産物や電気などは該当しないことになっています。

とまあ、メーカー保証とは「おまけ」のようなもので、メーカー保証期間内に該当するような故障が発生した時に「無償修理」が受けられればラッキーといったところでしょうか?