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購買力平価とは(円の価値)

以前と比べて、円の価値が次第に下がって来ているのではないかという記事が増えている。確かに年初(2021.1)は103円台まで円高/$が進んだが、その後、年央(2021.6)には110円台まで円安/$となっている。(2011年には79円台まで円高/$が進んだこともある)輸出企業にとっては円安が歓迎され、輸入企業にとっては円高が歓迎されるのがこれまでの定説であったが、企業の海外進出が進み海外生産された物を輸出するケースでは必ずしも円安/$が有利になるとは限らない。

過去の「円高は悪い、円安は良い」は企業がグローバル化するに従って、また海外資産の購入によって直接投資残高が増えてくるに従って意味をなさなくなる。これからは「円の価値」が上がることを歓迎するように持っていかないと、国民が豊かさを感じる国にはなれないだろう。(自国の通貨の価値が下がって喜ぶ国民っているだろうか?)

自由民主党の総裁選に勝った次期総理大臣、国の舵取りを”しっかり”お願いしますよ!

購買力平価(PPP:Purchasing Power Parity)とは?
理論的に全く貿易障壁のない世界を想定すると、そこでは国が異なっても、同じ製品の価格は一つであるという「一物一価の法則」が成り立ちます。この法則が成り立つ時の二国間の為替相場購買力平価と言います。

購買力平価のうち、上記のように、現時点で異なる国の間で同じ製品を同じ価格で購入できる水準として算出されるものを「絶対的購買力平価」と言います。また、過去の内外不均衡が十分小さかった一時点を起点として、その後の当該国間のインフレ格差から時系列的に物価を均衡させる為替相場を算出するものを「相対的購買力平価」と言います。

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