nothing else todo (徒然なるままに)

折々の出来事や旅行記などを書き込んでいきます

「イノベーション起こす力、日本は32位 東洋大が新指標」を読んで

今朝(11/29)の朝日新聞に題記の記事が載っていた。教育や多様性を重視した指標で、2019年のランキングで日本は60カ国中32位とのこと。同じ紙面にパナソニック半導体事業を台湾の半導体メーカーに売却するという記事も載っていた。

最近の日本の大手企業(家電・半導体・自動車・重電・・・メーカー)ことごとく事業売却や事業統合・合併を行っている。何が原因でこのような状態になったのだろうか?

イノベーションを起こす力が弱まっているのかも知れない。かってのトランジスタ・ラジオからウオークマンの時代は、日本のイノベーション力は世界でもトップレベルだったと思う。

素人考えだが、日本には家電・自動車を始め同業種メーカーの数が多すぎたと思う。最初は製品が売れているので各社とも成り立っているが、海外のメーカーが技術力を付けて安価な製品を生産するようになると、国内メーカーは共倒れになるのを恐れて事業統合や合併を繰り返している。各企業ごとにバラバラに研究開発・設備投資を行うよりも数社(2~3)に絞って行うほうが、人・物・金をより多く掛けられるはずなのだが?

海外を見回すと、日本ほど同業種の大手メーカーの数が多い国は珍しいのではないかと思う。日本企業は、もっと過去の失敗から学び将来ビジョン・目標をきちんと立てて再出発すれば、まだまだ世界のトップレベルに返り咲くことが可能だと思いたい!