nothing else todo (徒然なるままに)

折々の出来事や旅行記などを書き込んでいきます

「コロナ下で読むナウシカ」の記事について

昨日と今日(5/4,5)の朝日新聞に「コロナ下で読むナウシカ:上・下」が掲載されていた。映画で「風の谷のナウシカ」を見た方は多いと思うが、漫画版も出ているようだ。宮崎駿監督の漫画『風の谷のナウシカ』は、「自然と人間・文明との共存は可能か」というテーマを極限まで追求している。最近流行りのSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」などは、漫画『風の谷のナウシカ』に比べれば小学生の教科書に出てくるようなチャチな内容に思えるのは当方だけだろうか。

斉藤幸平さんは『人新世の資本論』冒頭に「SDGsは大衆のアヘンである」と書かれている。表面的な大衆受けしやすい言葉で物事をごまかして、感情と精神を麻痺させて物事の解決を先延ばしにさせることの例えに使われているのだと思う。

話を戻すと、現在のコロナ禍はナウシカ腐海(ふかい)を連想させる。現在の腐海新型コロナウイルスの蔓延した世界であり、CO2排出による地球温暖化であり、科学技術文明の行き詰まりであり、資本主義社会の行き詰まり・・・・等々、過去には考えられなかった問題点が一度に噴出している。これらの難題を、はたして人類は解決できるのだろうか?

まずは下記「難解な漫画ナウシカ、ネタバレ読みが正解? 7巻の変化」を読んでみよう! コロナ下で読み解く 風の谷のナウシカ(全8回)も読み応えあり!

GW最後の日、少々愚痴ってみました。(歳を取ると愚痴っぽくなって嫌ですねー )

軽自動車のEV化?(日本は遅れてる?)

昨日(4/22)の朝日新聞(経済気象台)に「中国で発売された小型電気自動車(EV)の「宏光ミニEV」が世界の注目を集めている」という記事が掲載されていた。人気の理由は圧倒的な低価格(1充電当たりの走行距離は約120キロメートルだが50万円を切る廉価モデル)安全面等で日本仕様にグレードアップしても100万円を切る価格で日本に入ってくるだろう。

2019年度での自家用車の構成比率は乗用車(48%)軽自動車(40%)となっており今後は軽自動車の伸びが乗用車を上回ると予想されている。特に地方の中小都市部(周辺地域)では一家で複数台の車所有が普通で、乗用車+軽自動車を所有するケースが多く、軽自動車での遠乗りは余りしない。したがって、1充電当たりの走行距離が120キロメートル程度でも十分実用になる。実用を考えれば必要最低限の機能・性能で十分であり日本メーカーの軽自動車の「いたれりつくせり」の高級仕様は、とても必要とは思えない。

この価格(+アルファ)で日本に輸入されたら日本の自動車メーカーはどうするのだろう? 米中が先端技術で主導権争いをしているが、中国の企業はチャレンジ精神旺盛でユーザーが求めているような製品を次々と出している。なぜ、日本メーカーは作れないのだろう?

そもそも、ガソリン・エンジンの部品点数に比べて圧倒的に少ない部品点数で済むEV(モーターとバッテリー)が安く作れないはずがないと思うのだが?

https://blog.evsmart.net/wp-content/uploads/2020/09/03_WHG_MINIEV-768x432.jpg

来年春の高1生から「情報1」が必履修(言語はPython)

今日の朝日新聞に、「来年春の高1生から「情報1」が必履修となり、全員がプログラミングやデータ分析を学ぶことになる」という記事が掲載されていた。随分前になるが当方が情報処理技術者試験を受ける頃は、アセンブラ・COBOL・BASICが選択言語だったと思う。その後、C・JavaphpRuby・・・等々と次々に新しい言語が使われだして現在に至っている。現在主に使われているプログラミング言語Python(パイソン)なのか?

言語はいろいろな種類が使われているが、基本的な構文はCが基になっていると思う。Cをかじったことがあれば、その後出てきた新しい言語にも対応可能だと思うが、現在は言語の開発環境を整えることと、利用できるライブラリ・モジュールを使いこなすことが重要になってきているようだ。昔と違ってWebベースのアプリ(スマホのアプリ)が標準となってきており、デザインも重要な要素になっている。

中学校から表計算ソフトは学習しているので高校での表計算マクロの学習は当然だろう。実社会に出てからは表計算ソフトを使うことが一番多いと実感している。

下記の教科書の項目を見ると、高校の先生も教えるのが大変だろうなーと思う。昔はコンピューター専門学校で教えていたようなことを教えるわけだから。普通高校とか専任の先生を揃えられるのかが心配になる。文科省大丈夫かいな?

ともあれ、高校生のみなさんガンバッテくださいね! (日本の将来が掛かってます)

 ■情報1の教科書で扱う主なプログラミング言語

 ◆第一学習社     パイソン、表計算マクロ

 ◆数研出版      パイソン、ジャバスクリプト、表計算マクロ

 ◆日本文教出版(1) パイソン、ジャバスクリプト

 ◆日本文教出版(2) スクラッチ

 ◆開隆堂       表計算マクロ

 ◆東京書籍(1)   パイソン、スクラッチ

 ◆東京書籍(2)   パイソン、ジャバスクリプト

 ◆実教出版(1)   パイソン

 ◆実教出版(2)   ジャバスクリプト

 ◆実教出版(3)   表計算マクロ

 ◆実教出版(4)   スクラッチ

3G携帯電話のサービス終了について

3G携帯電話(ガラケー)のサービス終了時期が近づいて、各社が利用者(多いのはシニア層)へ「はじめてスマホ???」等のキャンペーンを打ち出してスマホへの移行勧誘を行っているようだ。知り合いのところへも勧誘電話が何回も掛かってきているらしい。

2020年6月時点での3G携帯電話の契約数が約3,100万件ある。これをスマホに移行する時に他社分を取り込めれば即売上UPにつながるのだが、殆どは今契約している通信事業者のスマホへの移行になると思われる。今年から携帯電話番号ポータビリティMNP)転出手数料の無料化が始まっているのだが、手続きの面倒くささを考えると利用する人は少ないだろう。ましてオンラインでの手続きしかできないMVNO(格安SIM)への転出は微々たるもので恐るるに足らずと3大キャリアは考えているようだ。

やはりデジタル・デバイドの壁は厚い。MVNOにとっては、またとない大きなチャンスなのに指をくわえて見ていることしかできないのか? ただ、先日の携帯電話料金値下げでMVNOの魅力が褪せてしまったのは確かな気がする。

これからは、スマホを利用したサービスが主戦場になって行くだろう。それでもキャリアに入る月額基本料金はオイシイよね!

ADSL回線・3G携帯電話のサービス終了、ともに時代の区切りを強く感じるできごとです。さて、新しい時代の通信インフラはどうなって行くのだろう?

 キャリア別終了予定時期
 au  2022年3月
 ソフトバンク  2024年1月
 NTTドコモ  2026年3月

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総務省資料より  

Yahoo! BB ADSL サービス終了通知

とうとうYahoo! BBから「Yahoo! BB ADSLサービス終了にともなう移行手続きのお願い」という通知が届いた。いよいよADSLの時代が終わるようだ。2019年5月10日付けで「ADSLサービスの提供終了について」というプレスリリースが出て、それには

・2024年3月末をもってADSLサービスの提供を終了します。

ADSLサービスの提供終了に当たっては、設備の状況を考慮し、2020年3月以降に一部の地域から順次終了します。

という記述がある。当方が住んでいる地域が該当地域になったようだ。2023年頃までは利用できると思っていたが、2021年9月30日で提供終了になってしまうとのことで、いささか困惑している。(現用のバリュープランの料金がリーズナブルなのになー)

通知に同封された「特別プラン提案書」なるものには、SoftBank Air(3年間特別プラン) と SoftBank 光(2年間特別プラン)が提示してある。割引期間中は確かに安いが割引期間終了後は通常料金に戻る仕組みはお馴染みのものだ。

総務省がFTTH回線の内外価格差調査結果を公表しているが、日本はお隣の韓国に比べると高い。特に目立つのが戸建てとマンションでの利用料金の格差が大きいことだ。これからの日本のデジタル化を考える上で、インターネット・インフラ利用料金のさらなる低廉化は避けて通れない案件だと思う。(総務省・デジタル庁ガンバレ!)

菅総理、携帯電話料金の値下げ要請の次に、インターネット回線利用料金の値下げ要請もお願いしますうー !

2021.4.7 追記

2017年度末のADSL回線加入者数が約215万回線、これらが2023~2024年までにNTT、SoftbankADSL回線サービス終了にともなって、光もしくはワイヤレスのブロードバンド回線に移行せざるを得なくなる。これから移行争奪合戦が激しさを増すだろう。

ともあれ、当方もいずれかを選択せざるを得なくなった!(もう少し様子見が得策?)

2021.4.9  追記

お近くのケーブルテレビ事業者が提供している下記「新しいインターネット接続サービス」が利用できる方は、長期利用の場合は最安価格になると思われます。

2021.8.14 追記

 電気通信サービスに係る内外価格差調査(総務省)

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https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/image/n5202020.png